プロ野球選手会の脱会問題で未加入の選手が誰なのか気になったので調べてみました。
そもそも、プロ野球選手会とはどういった組織なのかも合わせて紹介します。
メジャーリーグなどに移籍する選手は、選手会を脱会して、日本球界に復帰した際の再入会はどのようになっているのでしょうか。
プロ野球選手会に未加入選手の一覧と脱会のデメリットなども合わせて紹介します。
- プロ野球選手会の未加入選手は誰?
- プロ野球選手会の未加入選手一覧
- プロ野球選手会とはどんな組織なの?
- プロ野球選手会脱会のデメリットは?
- まとめ
日本プロ野球に所属する選手が加盟するプロ野球選手会についてさっそく見てみましょう。
プロ野球選手会の未加入選手は誰?
NPB・12球団と共同で誹謗中傷に対するメッセージを発表しました。
— 日本プロ野球選手会 (@JPBPA_Press) March 29, 2023
選手会は選手や関係者を守るため、これまで以上に対策を進めていきます。#日本プロ野球選手会#みんなで野球を変えていくhttps://t.co/8R52MNQOb5 pic.twitter.com/oAFjlfDQaW
プロ野球選手会に未加入の選手が誰なのかを調べてみました。
プロ野球選手会に未加入の選手の多くは、メジャーリーグなどNPB(日本プロ野球機構)の支配下にないチームへ移籍した日本人選手です。
プロ野球選手会とは任意の団体で入会や脱会は基本的に自由なのですが、プロ野球チーム入会当初は殆どの選手が入会しています。
プロ野球選手会の未加入選手一覧
2023年度のプロ野球選手会に未加入でプレーする選手を一覧にしてまとめました。
球団名 | 氏名 | 加入期間 | 脱会時期 | 備考 |
---|---|---|---|---|
オリックス バファローズ | 平野 佳寿 (ひらの よしひさ) | 2005年 -2017年 2021年 | 2018年 2022年 | 2018年 A.ダイアモンドバックスへ移籍 2021年 オリックスバファローズへ移籍 (プロ野球選手会再入会) |
千葉ロッテ マリーンズ | 澤村 拓一 (さわむら ひろかず) | 2011年 -2020年 | 2021年 | 2021年 B.レッドソックスへ移籍 2023年 千葉ロッテマリーンズへ移籍 (プロ野球選手会未加入) |
佐々木 朗希 (ささき ろうき) | 2020年 -2022年 | 2023年 | ||
澤田 圭佑 (さわだ けいすけ) | 2017年 -2022年 | 2023年 | 2023年 千葉ロッテマリーンズへ移籍 (プロ野球選手会未加入) | |
石川 歩 (いしかわ あゆむ) | 2014年 -2021年 | 2022年 | ||
東京ヤクルト スワローズ | 青木 宣親 (あおき のりちか) | 2004年 -2011年 | 2012年 | 2012年 M.ブルワーズへ移籍 2018年 東京ヤクルトスワローズへ移籍 (プロ野球選手会未加入) |
福岡ソフトバンク ホークス | 有原 航平 (ありはら こうへい) | 2015年 -2020年 | 2021年 | 2021年 T.レンジャーズへ移籍 2023年 福岡ソフトバンクホークスへ移籍 (プロ野球選手会未加入) |
2023年のプロ野球選手会に未加入の選手は、7名でした。
プロ野球へ入団当初は全員がプロ野球選手会に入会していたようですね。
メジャーリーグに移籍後、日本プロ野球に復帰した際にプロ野球選手会に未加入のままの選手が目立ちます。
しかし、カープの秋山翔吾選手やホークスの和田毅選手、イーグルスの田中将大選手はプロ野球選手会に再入会しています。
プロ野球選手会への入会は任意であって、選手は自由に選択する権利があると言うことですね。
プロ野球選手会とはどんな組織?
【体験会サポートプロジェクト】
— 日本プロ野球選手会 (@JPBPA_Press) December 10, 2022
本日、3地域6ヶ所で体験会サポートプロジェクトが行われました⚾️
三重県では、四日市市と東員郡の2ヶ所で行われ、#東克樹 選手、#黒川史陽 選手、#星野真生 選手、#前川右京 選手が参加し子供達に熱心に指導を行いました😊 pic.twitter.com/apQPITHaTM
プロ野球選手会の脱会問題がメディアやSNSでも話題になっていますよね。
そもそも、プロ野球選手会とはいったいどんな組織なのか気になったので調べてみました。
プロ野球選手会の公式ホームページがあり、活動理念や変遷などを閲覧することが可能です。
日本プロ野球選手会は、日本のプロ野球12球団に所属する日本人選手全て(一部の外国人選手を含む)が会員となっている団体です。
(中略)
一般社団法人日本プロ野球選手会と労働組合日本プロ野球選手会の2つが併存し、選手の地位向上に関する諸問題への取り組みのみならず、全国各地での野球教室や各種チャリティ活動など公益的な活動にも精力的に取り組んでいます。
日本プロ野球選手会
日本プロ野球選手会の説明文の中に、日本人選手全てが会員となっている団体と書いてありますね。
2024年1月26日付けのスポーツ報知がプロ野球選手会に関する記事を掲載しています。
記事の中で
選手会ホームページでは「日本のプロ野球12球団に所属する日本人選手全て(一部の外国人選手を含む)が会員となっている団体」とされているが、加入は任意。ただ、ほとんどの日本人選手が加入している
スポーツ報知
プロ野球選手会が労働組合として認定されたのが、昭和60年11月との記載があります。
当時はまだメジャーリーグに挑戦する選手も殆どいない時期でしたので、選手全員が会員だったと推測出来ます。
今は、メジャーリーグへの移籍交渉なども代理人を立てて個人でする選手も増え、加入のメリットが無くなっているのでしょうか。
プロ野球選手会は基本的に選手の権利を守り、日本国内で野球の普及活動にも取り組んでいる団体ということでした。
プロ野球選手会を脱会するメリット・デメリットは?
プロ野球選手会を脱会する選手が増えてきているのは事実のようですね。
では、プロ野球選手会を脱会した場合のメリットやデメリットなどはあるのでしょうか?
この動画の中で、元プロ野球選手の金村暁さんが、プロ野球選手会脱会のメリット・デメリットを話されています。
メリット
- とくに見当たらない(敢えて言うなら、自己責任で行動が出来る)
デメリット
- 球団とのFA交渉などを自分でおこなう
- 選手会主催の活動に参加出来ない
プロ野球選手会脱会のメリットとなるものは殆どなく、デメリットは選手会主催の活動に参加出来ないなど色々あるようです。
プロ野球選手会は球団と選手間の金銭面や待遇での交渉を円滑に実施するために発足された労働組合ということ。
球団との面倒な交渉を選手会が弁護士などの専門家に頼んで選手が野球に集中できるように環境を整えてくれていますね。
野球は団体競技なので、選手間の信頼関係などもプレーやチームの成績に影響を与えます。
プロ野球選手会という組織に入り、足並みをそろえるという基本理念が、今の世の中に合わなくなってきているのかもしれません。
まとめ
プロ野球選手会の未加入選手は誰で、脱会時期をまとめた一覧と脱会によるデメリットなどを紹介しました。
プロ野球選手会を脱会している人は、メジャーリーグに移籍してから日本球界に復帰した選手が多いようですね。
プロ野球選手会は任意の団体のため脱会も自由で個人の判断に任されていました。
選手会は選手が野球に集中できるように、選手の待遇を改善するために発足された労働組合であり、選手のための組織でした。
時代の流れもあり、脱会する選手もいますが、基本的には選手を守り、日本に野球を普及するためのしっかりした組織ですね。
今後も、プロ野球選手の環境をより良いものにする活動を応援していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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