ニューイヤー駅伝2024の順位予想はどうなるのか気になりますよね。
出場チームから優勝候補がどこになるのか、予選結果を踏まえて考察していきたいと思います。
2023年11月12日にニューイヤー駅伝2024の予選会が全て終了して、出場41チームが全て出そろいました。
前回のニューイヤー駅伝の順位や地区予選会の結果と登録選手の持ちタイムなどを踏まえて優勝候補と順位予想を考えてみます。
ニューイヤー駅伝2024順位予想は?
【#ニューイヤー駅伝 2023】#Honda が2連覇達成
— TBS 陸上 (@athleteboo) January 1, 2023
2023年最初の駅伝日本一決定戦は、#Honda が史上7チーム目の連覇達成🥇
出場36チームの頂点に立ちました‼
おめでとうございます👏 pic.twitter.com/2fU1SpGAVj
ニューイヤ駅伝2024の順位予想を立ててみました。
あくまで私が集めた情報で独断と希望も加味していることを踏まえて参考にしてください。
1位~10位までは選手の持ちタイムや今シーズンの調子なども考慮に入れて考えました。
10位以降は、かなり個人的希望も入っていますのでご了承ください。
ニューイヤー駅伝2024順位予想(1位~10位)
順位 | ニューイヤ駅伝2024予想 | ニューイヤ駅伝2023結果 |
1 | トヨタ自動車 | Honda |
2 | 富士通 | 富士通 |
3 | 旭化成 | トヨタ自動車 |
4 | Honda | 三菱重工 |
5 | 三菱重工 | GMOインターネットグループ |
6 | SUBARU | SGホールディングス |
7 | GMOインターネットグループ | SUBARU |
8 | SGホールディングス | 中電工 |
9 | 黒崎播磨 | トヨタ紡織 |
10 | トヨタ紡織 | JR東日本 |
トヨタ自動車を優勝としたのは、田澤簾選手の加入です。
トヨタ自動車はMGCに7人を出場させても中部ブロックで大会新記録で優勝する選手層の厚さは圧倒的です。
所属選手全員が一定レベル超えているので、ニューイヤー駅伝2024順位予想で優勝候補筆頭とさせて頂きました。
またGMOは、ニューイヤー駅伝2023の3区を走った大迫選手と6区を走った一色選手の穴を埋められるかがカギになります。
ニューイヤー駅伝2024の2位以降の順位予想に関しては、選手の持ちタイムを基準に年齢や今シーズンの調子などを加味しました。
女子の実業団日本一を決めるクイーンズ駅伝2024の予想もこちらの記事で紹介しています。
箱根駅伝2024のレース展望もこちらの記事で紹介しています。
ニューイヤー駅伝2024順位予想(11位~20位)
順位 | ニューイヤー駅伝2024予想 | ニューイヤー駅伝2023結果 |
11 | ヤクルト | トヨタ自動車九州 |
12 | JR東日本 | ロジスティード (旧:日立物流) |
13 | Kao | Kao |
14 | トヨタ自動車九州 | 黒崎播磨 |
15 | NTT西日本 | サンベルクス |
16 | 中国電力 | 旭化成 |
17 | ロジスティード | 中国電力 |
18 | 中電工 | コニカミノルタ |
19 | コニカミノルタ | NTT西日本 |
20 | 九電工 | 九電工 |
ニューイヤー駅伝2024の順位予想において、11位~20位は混戦で順位は目まぐるしく入れ替わると思います。
Kaoとヤクルトも近年有望選手の獲得に力を入れているのを感じたので上位に予想しました。
ニューイヤー駅伝2024順位予想(21位~30位)
順位 | ニューイヤー駅伝2024予想 | ニューイヤー駅伝2023結果 |
21 | 住友電工 | 愛三工業 |
22 | トーエネック | マツダ |
23 | 安川電機 | 大塚製薬 |
24 | サンベルクス | 住友電工 |
25 | 愛三工業 | トーエネック |
26 | 西鉄 | 愛知製鋼 |
27 | マツダ | 大阪ガス |
28 | 大阪ガス | ヤクルト |
29 | 愛知製鋼 | NTN |
30 | YKK | 埼玉医科大学AC |
北陸ブロックでセキノ興産と接戦で出場権を獲得したYKKには、30位以内で来年の北陸ブロックの出場枠を2つに増やしてもらいましょう。
安川電機は、前回のニューイヤー駅伝2023をコロナ感染により棄権しているので、リベンジでの活躍を期待しましょう。
ニューイヤー駅伝2024順位予想(31位~41位)
順位 | ニューイヤー駅伝2024予想 | ニューイヤー駅伝2023結果 |
31 | 中央発條 | JFEスチール |
32 | 大塚製薬 | コモディイイダ |
33 | コモディイイダ | 中央発條 |
34 | プレス工業 | 西鉄 |
35 | 埼玉医科大グループ | 戸上電機製作所 |
36 | 富士山の銘水 | YKK |
37 | NDソフト | 安川電機(コロナ感染で棄権) |
38 | ひらまつ病院 | |
39 | NTN | |
40 | 大阪府警 | |
41 | JFEスチール |
初出場の富士山の銘水がどこまで上位に食い込めるかも注目したいと思います。
ニューイヤー駅伝2024の順位予想は荒れる?
ニューイヤー駅伝2024の順位予想と優勝候補を予選会の結果から絞るのにかなり苦労しました。
パリオリンピックのマラソン代表選考レース(MGC)の特別措置の影響で、予選会の出場選手がベストメンバーを揃えていません。
MGC特別措置の対象チームは30チーム!
上位進出を狙うチームほど、主力選手の温存でライバルチームに戦力を分析させない作戦をとった可能性もありますね。
MGC特別措置と新コースでの開催となるニューイヤー駅伝2024は大荒れの展開になるかもしれません。
同じくMGC特別措置で荒れる可能性があるクイーンズ駅伝2024の予想もこちらの記事で紹介しています。
箱根駅伝2024進路を実業団に決めた選手の記事もこちらで紹介しています。
ニューイヤー駅伝2024出場チームは?
/
— TBS 陸上 (@athleteboo) December 25, 2022
駅伝日本一決定戦🏃#ニューイヤー駅伝
1/1(日)あさ8時30分より
TBS系列6時間生放送
\
🌅お年玉プレゼント
応募者の中から抽選でQUOカードPay1万円分
10名様にプレゼント!
応募は👇
✅ @athleteboo をフォロー
✅本投稿をRT
〆切は1/1 13:00/当選者はDM📨 pic.twitter.com/iSqQjFTnhz
ニューイヤー駅伝2024の出場チームをブロック別に紹介していきたいと思います。
今回のニューイヤー駅伝2024の出場チームに関しては、特別措置が設けられて例年の37チームから4チーム増えた41チームになっています。
パリオリンピックのマラソン代表選考レース(MGC)に参加する選手の負担軽減(疲労の蓄積や連戦によるケガの防止)を図ることが目的です。
MGC出場権獲得者が所属するチームには、原則として実業団駅伝予選会に出場し完走することを前提に、クイーンズ駅伝/ニューイヤー駅伝の出場権を与えることとします。
http://www.jita-trackfield.jp/topics/mgc-2023/
MGC出場選手が一人でもいる実業団はニューイヤー駅伝2024の出場権が実質確定しているので、今年の予選会の質は大きく変わっています。
主力選手を温存して、若手選手を中心としたオーダーでチーム力の底上げを狙っている実業団もあったのではないでしょうか。
ニューイヤー駅伝2024予選会の結果は、今大会に関しては参考程度に順位予想を立てるのが無難と考えています。
各ブロックの出場チームは以下の通りに決まりました。
ブロック | 出場チーム数 |
東日本 | ※12+3 |
北陸 | 1 |
中部 | 7 |
関西 | ※5+1 |
中国 | 4 |
九州 | 8 |
ニューイヤー駅伝2024東日本ブロック出場チーム
#東日本実業団駅伝
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) November 3, 2023
富士通3.41.06
4連覇達成🥇🥇🥇🥇
Honda
ロジスティード
SUBARU
ヤクルト
サンベルクス
Kao
コモディイイダ
プレス工業
埼玉医科大学G
富士山の銘水 NY初出場!
NDソフト
—–ここまでニューイヤー駅伝出場
コニカミノルタ※
小森コーポレーション
JR東日本※
自衛隊体育学校… pic.twitter.com/vQL212tdSF
第64回東日本実業団対抗駅伝競走大会(7区間:76.9㎞) | |||
1 | 富士通 | 3時間41分06秒 | 4年連続33回目 |
2 | Honda | 3時間42分40秒 | 40年連続41回目 |
3 | ロジスティード | 3時間42分48秒 | 12年連続12回目 |
4 | SUBARU | 3時間43分05秒 | 3年連続23回目 |
5 | ヤクルト | 3時間43分54秒 | 11年連続44回目 |
6 | サンベルクス | 3時間44分46秒 | 4年連続6回目 |
7 | Kao | 3時間45分01秒 | 9年連続61回目 |
8 | コモディイイダ | 3時間45分53秒 | 5年連続5回目 |
9 | プレス工業 | 3時間46分05秒 | 4年ぶり12回目 |
10 | 埼玉医科大グループ | 3時間47分13秒 | 2年連続3回目 |
11 | 富士山の銘水 | 3時間47分31秒 | 初出場 |
12 | NDソフト | 3時間47分59秒 | 3年ぶり3回目 |
13 | ※コニカミノルタ | 3時間48分26秒 | 39年連続49回目 |
14 | ※JR東日本 | 3時間49分22秒 | 6年連続18回目 |
15 | ※GMOインターネットグループ | 3時間50分36秒 | 5年連続5回目 |
ニューイヤー駅伝2024の出場権をかけた予選会が各地で開催されました。
ニューイヤー駅伝2024予選会で東日本ブロックでは15チーム(MGC特別措置3チームを含む)が選出されました。
東日本ブロックは選出チーム数も多く、ニューイヤー駅伝2024の順位予想をするうえでも重要なブロックです。
東日本ブロックでは、第64回東日本実業団対抗駅においてニューイヤー駅伝2023総合2位の富士通が圧倒的な走りで優勝しました。
富士通は、1区でトップと13秒差の10位と出遅れましたが、2区のべナード選手が区間2位の走りで2位に浮上。
4区の塩尻選手が大会記録タイの区間賞で1位に浮上すると、その後はトップを譲ることなく2位に1分30秒以上の差をつけて優勝。
富士通はMGC出場のマラソン日本記録保持者の鈴木選手を含む3名の主力選手を外したチームオーダーでも大会新記録を樹立。
今年の選手層の厚さを考えると富士通がニューイヤー駅伝2024優勝候補の最有力チームになるのは間違いないと思います。
その他のチームもMGC出場選手を外したオーダーでの出場のため、今大会の順位がチームの実力ではないと予想されます。
2位のHondaから4位のSUBARUまでは、総合成績30秒差以内に3チームがひしめき合っていて、チーム力は拮抗しています。
5位のヤクルトまでは、ニューイヤー駅伝2024の順位予想で優勝候補と考えても良いのではないでしょうか。
ニューイヤー駅伝2024北陸ブロック出場チーム
#田原駅伝#中部・北陸実業団駅伝
— 中部実業団陸上競技連盟 (@chubu_renmei_TF) November 12, 2023
【北陸実業団】 大会結果 pic.twitter.com/gJMo6V7XzZ
第53回北陸実業団対抗駅伝競走大会(7区間:80.5㎞) | |||
1 | YKK | 3時間59分55秒 | 32年連続34回目 |
ニューイヤー駅伝2024予選会で北陸ブロックは1チームが選出されました。
第53回北陸実業団対抗駅伝は大接戦で最後まで勝負がもつれる展開で順位予想も難しかった!
優勝したYKKが1区から3区まで区間賞を獲得して、2位のセキノ興産に1分50秒のアドバンテージを作りました。
しかし、セキノ興産が怒涛の反撃で、4区、5区と区間新記録で一気に差を詰めて6区の杉岡選手も区間賞の走りで遂にYKKを1秒差で逆転!
最終7区でYKKとセキノ興産がデッドヒートを繰り広げましたが、最後はYKKが15秒の差をつけて優勝!
どちらのチームが勝ってもおかしくない素晴らしいレースでした。
ニューイヤー駅伝出場チームの成績によって、各ブロックの出場枠が増減します。
ニューイヤー駅伝2024でYKKが31位以上の好成績を収めれば、2025年の北陸ブロックの出場枠が増えることになります。
YKKには、15秒差でニューイヤー駅伝2024の出場権を逃したセキノ興産のためにも本選で是非上位入賞を狙って欲しいですね!
ニューイヤー駅伝2024中部ブロック出場チーム
第63回中部実業団対抗駅伝競走大会(7区間:80.5㎞) | |||
1 | トヨタ自動車 | 3時間53分55秒 | 35年連続45回目 |
2 | トヨタ紡織 | 3時間55分52秒 | 27年連続27回目 |
3 | 愛三工業 | 3時間57分23秒 | 23年連続23回目 |
4 | 愛知製鋼 | 3時間58分30秒 | 2年連続39回目 |
5 | 中央発條 | 4時間00分04秒 | 10年連続41回目 |
6 | NTN | 4時間00分51秒 | 3年連続59回目 |
7 | トーエネック | 4時間01分34秒 | 12年連続14回目 |
ニューイヤー駅伝2024予選会で中部ブロックでは7チームが選出されました。
第63回中部実業団対抗駅伝はトヨタ自動車の圧勝でしたね。
序盤の2区までは、トヨタ紡織と中央発條に最大55秒まで先行される苦しい展開になりました。
しかし、トヨタ自動車は3区から7区まで残りの区間全ての選手が区間賞を獲得する走りで他のチームを圧倒しました。
終わって見れば、2位のトヨタ紡織に2分近い差をつけての優勝でニューイヤー駅伝2023総合3位の力を見せつける形になりましたね。
トヨタ自動車はMGCに7名が出場しましたが、その中の一人だった大石港与選手を除いた6名は今大会の出場を見合わせての優勝です。
ニューイヤー駅伝2024もトヨタ自動車は優勝候補の一角になるのは間違いないでしょう。
ニューイヤー駅伝2024関西ブロック出場チーム
#関西実業団駅伝
— 関西実業団陸上競技連盟 (@kansai_TandF) November 12, 2023
優勝はNTT西日本!
2連覇達成です🏆 pic.twitter.com/oPgSdlgQ38
第66回関西実業団対抗駅伝競走大会(7区間:80.45㎞) | |||
1 | NTT西日本 | 3時間56分03秒 | 16年連続59回目 |
2 | SGホールディングス | 3時間56分55秒 | 29年連続30回目 |
3 | 住友電工 | 3時間59分59秒 | 7年連続10回目 |
4 | 大塚製薬 | 4時間00分14秒 | 4年連続29回目 |
5 | 大阪府警 | 4時間00分43秒 | 2年ぶり11回目 |
6 | ※大阪ガス | 4時間02分40秒 | 2年連続11回目 |
ニューイヤー駅伝2024予選会で関西ブロックからは6チーム(MGC救済措置1チームを含む)が選出されました。
第66回関西実業団対抗駅伝はNTT西日本がSGHとの一騎打ちを見事に大逆転勝利を収めての優勝です。
SGHは2区のチルチル選手が区間賞の走りでNTT西日本との差を一気に1分近くに広げ有利な展開。
その後もSGHの選手が区間賞を獲得し、4区終了時点でのNTT西日本との差は1分14秒まで開き、順位予想では逃げ切ると思いました。
しかし、NTT西日本の5区走者の一色選手がSGHとの差を一気に逆転する区間賞の走りで接戦に持ち込みます。
残りの2区間を無難な走りでまとめたNTT西日本が優勝を手にしました。
ニューイヤー駅伝2023総合6位のSGHに競り勝ったNTT西日本もニューイヤー駅伝2024では優勝候補の一角と考えても良いかもしれません。
ニューイヤー駅伝2024中国ブロック出場チーム
第62回中国実業団対抗駅伝競走大会上位四チームのゴールの様子です!#中国実業団駅伝 pic.twitter.com/FN9aYc9yHX
— 中国実業団陸上競技連盟 (@chujitsu_tf) November 12, 2023
第62回中国実業団対抗駅伝競走大会(7区間:80.8㎞) | |||
1 | 中国電力 | 3時間59分55秒 | 32年連続32回目 |
2 | マツダ | 4時間01分01秒 | 22年連続59回目 |
3 | 中電工 | 4時間03分06秒 | 28年連続28回目 |
4 | JFEスチール | 4時間03分23秒 | 5年連続47回目 |
ニューイヤー駅伝2024予選会で中国ブロックからは4チームが選出されました。
第62回中国実業団対抗駅伝は、5区終了時点までトップと1分2秒差に4チームがひしめき合う大混戦で順位予想が難しい展開でした。
しかし、中国電力6区の菊地選手と7区の大森選手が、2人揃って区間新記録の走りで一気に差を広げて優勝しました。
ニューイヤー駅伝2023では総合17位と悔しい結果に終わった中国電力。
ニューイヤー駅伝2024順位予想では上位もありえるかもしれません。
ニューイヤー駅伝2024九州ブロック出場チーム
黒崎播磨!
— 九州実業団陸上競技連盟 (@krikujo1) November 3, 2023
2連覇です! pic.twitter.com/eiip0iTdoY
第60回九州実業団毎日駅伝(7区間:80.2㎞) | |||
1 | 黒崎播磨 | 3時間53分11秒 | 13年連続36回目 |
2 | 旭化成 | 3時間53分54秒 | 38年連続61回目 |
3 | トヨタ自動車九州 | 3時間55分49秒 | 15年連続22回目 |
4 | 九電工 | 3時間56分05秒 | 49年連続55回目 |
5 | 安川電機 | 3時間56分15秒 | 34年連続46回目 |
6 | 三菱重工 | 3時間56分47秒 | 15年連続28回目 |
7 | ひらまつ病院 | 3時間59分02秒 | 3年ぶり5回目 |
8 | 西鉄 | 4時間01分53秒 | 3年連続20回目 |
ニューイヤー駅伝2024予選会で九州ブロックからは8チームが選出されました。
第60回九州実業団毎日駅伝は、黒崎播磨が一度も1位の座を譲ることなく完全優勝。
ニューイヤー駅伝2023総合4位の三菱重工は1区でトップと1分40秒差の10位と大きく出遅たのが最後まで響きましたね。
旭化成の主力選手で構成された、旭化成Aチームも1区こそ優勝した黒崎播磨に55秒の差をつけられましたが、後続区間で猛追をみせます。
旭化成Aは6区の大六野選手が区間新記録の快走でトップの黒崎播磨に3秒差まで迫って、7区のアンカー勝負に持ち込み見せ場を作ります。
しかし、最後は黒崎播磨の福谷選手が区間3位の安定した走りで旭化成Aを振り切っての完全優勝となりました。
優勝した黒崎播磨と2位の旭化成はニューイヤー駅伝2024順位予想では、優勝候補として考えて間違いないでしょう。
また、3位のトヨタ自動車九州から6位三菱重工までは1分以内に4チームがひしめき合う大混戦で実力は拮抗しています。
8位の西鉄は10000mのベストタイム27分台の設楽啓太・悠太さんの双子ランナーが加入したことで上位が狙えそうです。
設楽悠太さんの結婚に関する情報はこちらの記事で紹介しています。
ニューイヤー駅伝2024新コースは?
ニューイヤー駅伝2024のコース変更および中継所の変更について、日本実業団陸上競技連合より通達が来ています。
ニューイヤー駅伝2024順位予想は、新しいコースでの戦いになるので、優勝候補についても過去のデーターがあまり参考になりません。


区間 | 見直し前 | 見直し後 |
1区 | 12.3㎞ | 12.3㎞ |
2区 | ※8.3㎞ | 21.9㎞ |
3区 | 13.6㎞ | 15.4㎞ |
4区 | 22.4㎞ | ※7.8㎞ |
5区 | 15.8㎞ | 15.8㎞ |
6区 | 11.9㎞ | 11.2㎞ |
7区 | 15.7㎞ | 15.6㎞ |
合計 | 100㎞ | 100㎞ |
前回のニューイヤー駅伝2023までは、順位予想に一番考慮していた4区の最長22.4㎞が分割されます。
ニューイヤ駅伝2024の順位予想では、2区が最長21.9㎞に変更されたため、各チームの主力選手が走ることが予想されます。
外国人選手が出場可能な区間が2区から4区への変更になったことで、ニューイヤ駅伝2024のレース展開が大きく変わる可能性が出てきました。
ニューイヤ駅伝2024新コース高低差は?
外国人選手の走る区間が2区から4区になったことで、どんな影響があるのか、コースの高低差から考えてみたいと思います。


ニューイヤ駅伝2024の新コース4区7.8㎞は、後半にかけて緩やかな登りになります。
ニューイヤ駅伝2023までの外国人選手が走れた2区は緩やかな下りだったために、前半から飛ばしていく選手が多いのが特徴でした。
ニューイヤ駅伝2024の順位予想では、4区の外国人選手が後半の登りをペースを落とさずに走れるかがカギになりそうですね。
ニューイヤ駅伝2024順位予想のポイントは?
ニューイヤ駅伝2024順位予想をする上でポイントになるのは、ズバリ前半の3区までになるのではないでしょうか?
ニューイヤ駅伝2023までは、最長22.4㎞の4区で逃げ切りを図るチームと追い上げるチームが優勝争いに絡んできました。
しかし、ニューイヤ駅伝2024では最長21.9㎞が2区になったことで、1区と2区で一気に後続チームとの差を広げる展開が予想されます。
3区以降はライバルチームの動向を伺いつつ、上位チームほどレース展開をコントロールしやすくなるのではないでしょうか。
クイーンズ駅伝2024も中継地点が変更になりましたね。
クイーンズ駅伝2024の予想もこちらの記事で紹介しています。
ニューイヤ駅伝2024優勝候補チームは?
ニューイヤ駅伝2024の順位予想のポイントとなる優勝候補チームを考えてみます。
優勝候補に挙げられるチームの特徴として、
- スプリント力(スピード)のある選手
- 長距離(20㎞以上)の得意な選手
- 勝負の駆け引きがうまい選手
- 所属外国人選手のスピード
上記の4つを高いレベルで持ち合わせている選手がチーム内にどれだけいるかがカギになると思います。
そこで、選手の持ちタイムを距離別に上位15名を集めてみました。
5000mベストタイムトップ15
ニューイヤ駅伝2024出場チームに所属する選手の5000mの持ちタイムトップ15を調べてみました。
名前 | 所属チーム | タイム | 大会日 | |
1 | 遠藤 日向 | 住友電工 | 13分10秒69 | 2022/05/04 |
2 | 鎧坂 哲哉 | 旭化成 | 13分12秒63 | 2015/07/18 |
3 | 佐藤 悠基 | SGホールディングス | 13分13秒60 | 2013/07/13 |
4 | 塩尻 和也 | 富士通 | 13分16秒53 | 2021/12/10 |
5 | 伊藤 達彦 | Honda | 13分17秒79 | 2023/05/04 |
6 | 坂東 悠汰 | 富士通 | 13分18秒49 | 2020/12/04 |
7 | 村山 紘太 | GMO | 13分19秒62 | 2015/05/09 |
8 | 砂岡 拓磨 | コニカミノルタ | 13分19秒96 | 2021/12/10 |
9 | 太田 智樹 | トヨタ自動車 | 13分20秒11 | 2023/07/08 |
10 | 清水 勧太 | SUBARU | 13分21秒18 | 2023/06/01 |
11 | 青木 涼真 | Honda | 13分21秒81 | 2021/09/26 |
12 | 田澤 簾 | トヨタ自動車 | 13分22秒60 | 2022/04/09 |
13 | 田中 秀幸 | トヨタ自動車 | 13分22秒72 | 2019/07/20 |
14 | 小林 歩 | NTT西日本 | 13分23秒41 | 2022/07/16 |
15 | 小袖 英人 | Honda | 13分23秒94 | 2021/09/26 |
5000mのベストタイム上位15名を見てみると、トヨタ自動車とHondaがそれぞれ3名、富士通が2名の選手がランクインしています。
ニューイヤ駅伝2024順位予想では、距離の短い区間にスプリント力のある選手を配置する可能性が高いと考えています。
10000mベストタイムトップ15
ニューイヤ駅伝2024出場チームに所属する選手の10000mの持ちタイムトップ15を調べてみました。
名前 | 所属チーム | タイム | 大会日 | |
1 | 相澤 晃 | 旭化成 | 27分18秒75 | 2020/12/04 |
2 | 田澤 簾※ | トヨタ自動車 | 27分23秒44 | 2021/12/04 |
3 | 伊藤 達彦※ | Honda | 27分25秒73 | 2020/12/04 |
4 | 羽生 拓矢 | トヨタ紡織 | 27分27秒49 | 2022/11/26 |
5 | 田村 和希 | 住友電工 | 27分28秒92 | 2020/12/04 |
6 | 村山 紘太※ | GMO | 27分29秒69 | 2015/11/28 |
7 | 鎧坂 哲哉※ | 旭化成 | 27分29秒74 | 2015/11/28 |
8 | 清水 勧太※ | SUBARU | 27分31秒27 | 2022/03/06 |
9 | 太田 智樹※ | トヨタ自動車 | 27分33秒13 | 2021/11/27 |
10 | 河合 代二 | トーエネック | 27分34秒86 | 2020/12/04 |
11 | 佐藤 悠基※ | SGホールディングス | 27分38秒25 | 2009/04/24 |
12 | 村山 謙太 | 旭化成 | 27分39秒95 | 2015/05/09 |
13 | 設楽 悠太 | 西鉄 | 27分41秒97 | 2017/11/25 |
14 | 松枝 博輝 | 富士通 | 27分42秒73 | 2021/11/27 |
15 | 井上 大仁 | 三菱重工 | 27分43秒17 | 2021/11/27 |
暫定順位 | 氏名 | 所属チーム | タイム | 大会日 |
15 | 田村友佑 | 黒崎播磨 | 27分43秒11 | 2023/11/11 |
10000mのベストタイムトップ15のうち6名は5000mベストタイムトップ15と重複する選手でした。
10000mのベストタイムトップ15は旭化成が3名、トヨタ自動車が2名の選手がランクインしている以外は所属チームが違います。
10000mの得意な選手はオールラウンダーのイメージがあります。
スプリント力もあって、スタミナも持ち合わせていて、駆け引きも上手い感じですね。
ニューイヤー駅伝2024の順位予想では、10000mベストタイム上位の選手をどの区間に配置するかが勝敗のカギを握りそうです。
ハーフマラソンベストタイムトップ15
ニューイヤ駅伝2024出場チームに所属する選手のハーフマラソンの持ちタイムトップ15を調べてみました。
氏名 | 所属チーム | タイム | 大会日 | |
1 | 小椋 祐介 | ヤクルト | 1時間00分00秒 | 2020/02/02 |
2 | 藤本 拓 | トヨタ自動車 | 1時間00分06秒 | 2020/02/02 |
3 | 太田 智樹 | トヨタ自動車 | 1時間00分08秒 | 2023/02/05 |
4 | 設楽 悠太 | 西鉄 | 1時間00分17秒 | 2017/09/16 |
5 | 市田 孝 | 旭化成 | 1時間00分19秒 | 2021/02/14 |
6 | 近藤 亮太 | 三菱重工 | 1時間00分32秒 | 2023/02/12 |
7 | 茂木 圭次郎 | 旭化成 | 1時間00分33秒 | 2023/02/12 |
7 | 今江 勇人 | GMO | 1時間00分33秒 | 2023/02/12 |
9 | 佐藤 悠基 | SGホールディングス | 1時間00分35秒 | 2023/02/12 |
10 | 林田 洋翔 | 三菱重工 | 1時間00分38秒 | 2022/02/13 |
10 | 中山 顕 | Honda | 1時間00分38秒 | 2022/02/13 |
10 | 田村 友佑 | 黒崎播磨 | 1時間00分38秒 | 2022/02/13 |
13 | 砂岡 拓磨 | コニカミノルタ | 1時間00分39秒 | 2023/02/12 |
14 | 山野 力 | 九電工 | 1時間00分40秒 | 2022/02/13 |
15 | 西山 和弥 | トヨタ自動車 | 1時間00分41秒 | 2022/02/13 |
ハーフマラソンのベストタイムになると、比較的長距離の強い選手と考えていいと思います。
走る距離が20㎞以下の駅伝などでは、区間ラストのスピード勝負になると、長距離が得意な選手は不利になることが多いです。
スプリント勝負は分が悪いので、ラスト3㎞辺りからのロングスパートなどで逃げ切りを図るようなレース展開を得意とします。
ハーフマラソンのベストタイムトップ15には、トヨタ自動車だけ3名の選手がランクインした以外は、別々の所属チームです。
ニューイヤ駅伝2024の順位予想では、ハーフマラソンベストタイム上位選手を登りがある後半区間に配置するかもしれません。
フルマラソンベストタイムトップ15
ニューイヤ駅伝では最長距離が21.9㎞ですが、フルマラソンの上位15名も調べてみました。
圧倒的なスタミナが最長区間ではレースの駆け引きのポイントになる可能性が高いです。
フルマラソンの持ちタイム上位の選手ほど、ニューイヤ駅伝2024の順位予想のキーマンになりえると思います。
氏名 | 所属チーム | タイム | 大会日 | |
1 | 鈴木 健吾 | 富士通 | 2時間04分56秒 | 2021/02/28 |
2 | 山下 一貴 | 三菱重工 | 2時間05分51秒 | 2023/03/05 |
3 | 其田 健也 | JR東日本 | 2時間05分59秒 | 2023/03/05 |
4 | 設楽 悠太 | 西鉄 | 2時間06分11秒 | 2018/02/25 |
5 | 土方 英和 | 旭化成 | 2時間06分26秒 | 2021/02/28 |
6 | 細谷 恭平 | 黒崎播磨 | 2時間06分35秒 | 2021/02/28 |
7 | 高久 龍 | ヤクルト | 2時間06分45秒 | 2020/03/01 |
7 | 西山 和弥 | トヨタ自動車 | 2時間06分45秒 | 2023/02/26 |
9 | 井上 大仁 | 三菱重工 | 2時間06分47秒 | 2021/02/28 |
10 | 小椋 祐介 | ヤクルト | 2時間06分51秒 | 2021/02/28 |
11 | 池田 龍平 | Kao | 2時間06分53秒 | 2023/02/26 |
12 | 上門 大祐 | 大塚製薬 | 2時間06分54秒 | 2020/03/01 |
13 | 大塚 祥平 | 九電工 | 2時間06分57秒 | 2023/02/26 |
14 | 定方 俊樹 | 三菱重工 | 2時間07分05秒 | 2020/03/01 |
14 | 吉田 祐也 | GMO | 2時間07分05秒 | 2020/12/06 |
フルマラソンベストタイムトップ15では、三菱重工が3名、ヤクルトが2名ランクインの他は、各実業団1名ずつとばらけている。
ニューイヤ駅伝2024の順位予想では、7区間のうち6区間が16㎞以下の距離となるため、どうしてもスピード勝負が多くなります。
しかし、先頭集団が形成されれば、マラソンでの駆け引きの経験が多い選手ほど、レースをコントロール出来るのではないでしょうか。
ニューイヤ駅伝2024の順位予想をする上で、フルマラソンベストタイム上位選手がどの区間に配置されるかも見逃せません。
外国人選手5000mベストタイムトップ15
ニューイヤ駅伝2024の順位予想で外国人選手のスピード力も重要なポイントになります。
そこで、優勝候補を考える上でも、ニューイヤ駅伝出場の外国人選手5000mベストタイムトップ15を調べてみました。
国内のトラック競技での記録になりますので、海外レースでのPBは未確認になっています。
氏名 | 所属チーム | タイム | 大会日 | |
1 | べナード・コエチ | 九電工 | 13分00秒38 | 2023/05/04 |
2 | キプラガット・エマヌエル | 三菱重工 | 13分00秒90 | 2023/05/04 |
3 | テモイ・マイケル | GMO | 13分01秒48 | 2023/05/04 |
4 | キプランガットン・ベンソン | SUBARU | 13分02秒74 | 2023/05/04 |
5 | ジョナサン・ディク | ロジスティード | 13分10秒64 | 2020/09/18 |
6 | マサイ・サムウェル | Kao | 13分11秒72 | 2021/12/10 |
7 | アントニー・マイナ | トヨタ自動車九州 | 13分12秒26 | 2023/05/04 |
8 | イエゴン・ヴィンセント | Honda | 13分13秒22 | 2023/05/04 |
9 | リチャード・キムニャン | ロジスティード | 13分13秒25 | 2023/05/04 |
10 | スタンネリー・ワイザカ | ヤクルト | 13分13秒43 | 2023/05/04 |
11 | ジャスティス・ソゲット | Honda | 13分14秒10 | 2021/06/05 |
12 | イマヌエル・キプチルチル | SGホールディングス | 13分15秒54 | 2023/05/04 |
13 | キプロノ・シトニック | 黒崎播磨 | 13分16秒32 | 2022/07/16 |
14 | べナード・キメリ | 富士通 | 13分16秒61 | 2020/07/05 |
15 | カマウ・チャールズ | NTN | 13分16秒91 | 2023/05/04 |
暫定順位 | 氏名 | 所属チーム | タイム | 大会日 |
1 | ジャコブ・クロップ | GMOインターネットグループ | 12分45秒71 | 2023/09/08※ |
6 | コリル・フェリックス | トヨタ自動車 | 13分07秒99 | 2022/06/02※ |
14 | ビダン・カロキ | トヨタ自動車 | 13分15秒25 | 2014/07/02 |
ニューイヤ駅伝2024では新しい4区の7.8㎞で勝負をすることになる外国人選手
自分の所属チームの順位によって、ペースメイクが非常に難しくなります。
ニューイヤ駅伝2024の順位予想で考えると、やはり外国人選手5000mベストタイム上位5名の記録は別格です。
九電工、三菱重工、GMO、SUBARUの4区中継所での順位が優勝候補を一気に絞る展開になるかもしれませんね。
新しい4区の外国人選手のスピード勝負も見逃せません。
ニューイヤー駅伝2024優勝チームは?
私が順位予想するニューイヤー駅伝2024優勝チームは、
MGCへ7人もの選手を送り込み、主力メンバーを除外して中部実業団対抗駅伝大会を大会記録更新での優勝。
選手層の厚さに加えて、5000mや10000mのベストタイムトップ15に入る選手が多数。
さらにハーフマラソンのベストタイムトップ15にも3名がランクインして、スタミナのある選手も複数所属。
2023年4月から駒澤大学陸上部から田澤簾選手も加入して、選手補強にも成功しています。
ニューイヤー駅伝2024は新コースでの開催となるため、今までのセオリーが通用しないコースかもしれません。
そんな中でも大型新人と安定感のあるベテラン選手がバランスよく在籍するトヨタ自動車が優勝候補の大本命と考えました。
まとめ
ニューイヤ駅伝2024の順位予想と優勝候補を予選会の結果をもとに選手のベストタイムなども含めて考察してきました。
今年は、パリオリンピックのマラソン選考レースMGCが10月に開催されたこともあり、予選会にMGC特別措置が設けられました。
そのため、実業団によっては予選会で主力選手の温存など、様々な思惑が加味された形の結果となったと感じます。
ニューイヤ駅伝2024はコースの見直しもおこなわれ、順位予想や優勝候補を絞るのが非常に難しかったです。
皆さんもこの時期を参考にニューイヤ駅伝2024の順位予想と優勝候補を考えてもらえると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。



コメント